いつまでも自分で歩くための歩行器
歩行器は高齢者向けの補助用具で、自分の足で歩くことを補助してくれます。歩行器を使用することで姿勢の安定を保持でき、転倒を防止します。こちらでは、歩行器の活用をすすめする理由をご紹介します。
転倒は寝たきりの原因になる
高齢になると寝たきりになる方も増え、寝たきりになると介護が必要になります。寝たきりになる原因は脳卒中や認知症などがありますが、実は転倒も原因のひとつです。
高齢者の転倒は骨折につながることもあり、特に太ももの付け根は骨折しやすいです。太ももの付け根は治りにくく、そのまま寝たきりになる場合もあります。
高齢になると生活習慣病に気をつける方は多いですが、転倒しないように注意することも重要です。
転倒の原因
高齢者の転倒の原因は筋力低下によって起こりますので、普通に歩いていただけでも転倒してしまうことがあります。筋力が低下していくと、ふらついたり、つまずきやすくなって転倒してしまいます。さらに、視野も狭くなり瞬時の対応能力も落ちるので、段差や傾斜などに気づきにくくなります。転倒を防ぐには、普段の生活の中で下肢の筋力を維持したり向上したりすることが大切です。
積極的に歩く
体力をつくるといってもハードな運動をする必要はありません。歩いたり昇ったり、自分の体重を負荷にして立ち座りの練習をするなど、日常の何気ない動作を意識的に実践するだけで効果は得られます。いつもより少しだけ大きい幅で歩いたり早く歩いたりするなど、無理なく続けられる運動をこまめに行うことが大切です。
また、歩行器を活用することもおすすめします。歩行器は杖よりも体重を多くかけることができ、杖以上に安定した歩行を補助してくれます。歩行器には、リハビリ用として定番の四足で歩行を補助するタイプや、立位の安定性が高いキャスターつきタイプ、買い物の際に便利な歩行車があります。
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