疲れない車いすの座り方
お年を召されると足腰が弱くなり、車いすを利用する機会が多くなります。しかし、間違った座り方は疲れやすく体に大きな負担がかかり、健康面に悪影響を及ぼす危険があることをご存じでしょうか。
車いすは精神的にも肉体的にもつらい
長時間座って過ごすとおしりや背中が痛くなり、精神的にも肉体的にも疲労が溜まります。また、年配の方は上半身の重みを支えることが難しく、背中が丸まることが多いです。背中が丸まると胸部や腹部が圧迫され呼吸の妨げや消化不良の原因になり、筋力が落ちて寝たきりになるリスクが高くなります。体の動きが制限され思ったように手作業ができない、食事がしにくいなど、できないことが増えて精神的に落ち込みます。
正しい座り方とは
上記のような問題を防ぐためにも、正しい座り方をすることが大切です。正しい座り方は疲れが溜まりにくく、体が動かしやすくなります。車いすに座るときは、深く座り背もたれと背中を近づけましょう。背中をピンと真っ直ぐに伸ばして座ると、筋肉を正しく使えるので筋力低下の予防に有効です。
介護者は、利用者の背中がS字カーブを描き、体の重心線が頭頂部から首、胸、腰、おしりを通って真っ直ぐになっているか確認しましょう。ずれていたら整えてあげてください。正しい座り方ができない場合は、クッションなどを利用して調節するとよいでしょう。
車いす選びも重要
車いすの座り方は、利用している車いすに大きく左右されます。正しい座り方なのに、不安定だったり疲れやすかったりなどの不都合を感じているのなら、現在使っている車いすが利用者に合っているか確認してみるとよいでしょう。
利用者は体が痛くても疲れていても、気を使って言い出せないことがあります。ご家族の方や介護する方は、利用者の様子をよく観察することが大切です。
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当店では国内一流メーカーの車いすを500台以上販売しております。利用者に合わせてシートの調整ができる車いすや、最適な座位を保つ車いすクッションなど、長時間座っても疲れにくい製品を多数販売しています。
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